本日ご紹介するのは『ECOプラスダイヤモンドキーパー・プレミアム仕様』施工のご依頼をいただきましたトヨタ GR86です。
GR86のボディカラーは、深みのある黒が全体を引き締め、スタイリッシュな印象で人気の高いクリスタルブラックシリカ。
黒色のボディは細かなキズや汚れが目立ちやすいので、キレイを長く保つには、より強く塗装を守り深く濃いツヤの高密度ガラス被膜と防汚効果に優れたECOプラスレジン被膜の２層構造で、雨が降ったら洗車をしたようにキレイになり、お手入れのラクさが違う『ECOプラスダイヤモンドキーパー』はオススメのコーティングメニューです。
ECOプラスダイヤモンドキーパーの魅力に関するブログはこちら↓↓↓
自然の雨が洗車になる【ECOプラスダイヤモンドキーパー】
ご入庫時のボディには水シミや洗車キズなど黒色にくすみが見られたので、今回はコーティング前の下地処理として「鉄粉取り」＆「軽研磨」も施工させていただきました。
それでは、コーティング施工前の手洗い洗車や下地処理の作業工程についてご紹介していきます。
先ずは予備洗浄としてボディ全体に高圧の水を噴射して砂やホコリを洗い流したら、続いてボディ全体にモコモコのクリーミーな泡を噴射していきます。
ムース泡を噴射したら毛足の長いムートン製の洗車専用モップでボディをやさしく洗っていきます。
モコモコのクリーミーな泡は洗浄力のためのシャンプーではなく、クッションとすべり剤の役割を果たし、砂埃などの摩擦からボディをやさしく守り、しっかりと汚れを落とします。
ボディ全体を洗い終えたらムース泡と汚れをしっかり洗い流していきます。
ホイールには予めブレーキダストクリーナーを噴き付けておき、汚れが浮いてきたらホイール用スポンジを使って手作業でこびりついた汚れをこすり落とします。
ホワイトカラーのアルミホイールはブレーキダスト汚れがとても目立つため、ホイールコーティング前にしっかりと汚れをこすり落とし、高圧スプレーで汚れをキレイに洗い流していきます。
次に濡れたままのボディに隙間なくフチまで水垢落とし剤の「爆ツヤ」を繰り返し塗り広げていきます。
使用する水垢落とし剤の「爆ツヤ」はコーティング剤塗布前の脱脂の機能まで持っている超安全な強力洗浄剤です。
ボディ全体に「爆ツヤ」を塗布したら、２回目の洗車をするため再びボディ全体にモコモコのクリーミーな泡を噴射していきます。
毛足の長いムートン製の手洗い洗車専用モップでボディ全体をタッチアップしていきます。
先ほど塗布した「爆ツヤ」とムース泡をしっかり洗い流していきます。
隙間や細かい部分に泡残りがないよう確認しながら高圧スプレーを噴射して洗い流します。
続いてボディに付着した鉄粉を除去していきます。
洗車後の濡れたボディに鉄粉除去補助剤をスプレーして手で伸ばしたらトラップ粘土を使って丁寧にこすり落としていきます。
「鉄粉取り」はザラザラの鉄粉を取り除き、塗装面をツルツルに仕上げる大切な作業工程です。
鉄粉除去が完了して塗装面がツルツルになったら再びボディ全体にモコモコのクリーミーな泡を噴射していきます。
３回目の洗車です。
鉄粉除去補助剤を含んだムース泡を洗い流したら、強力洗浄剤の「爆ツヤ」を再びボディ全体に塗布していきます。
ボディ全体に「爆ツヤ」を塗布したら、４回目の洗車をするため再びボディ全体にスーパームースを噴射して手洗い洗車専用モップでボディ全体をタッチアップしていきます。
隙間や細かい部分にムース泡や塗布したケミカル類が残らないように高圧スプレーでしっかりと洗い流したら水滴の拭き上げをしていきます。
水滴の拭き上げを行ったら窓枠や無塗装樹脂パーツなど必要な箇所にマスキングテープを貼って「軽研磨」施工をしていきます。
アクアポリッシュによるポリッシング作業をすることで『ECOプラスダイヤモンドキーパー』の仕上がりが断然良くなるので丁寧に丁寧に仕上げていきます。
「軽研磨」はキズのエッジ部分だけを磨き取る作業で、塗装本来の輝きを取り戻し、塗装の厚みは変わりません。
アクアポリッシュ（自己粉砕型ノンシリコンポリッシュ）は、細め → ナノレベルまで細かくなる超微粒子へと砕けていく特殊なパウダーを採用したケミカルで、研磨 → バフ目消し → 仕上げ研磨へとポリッシングするのに最適です。
「軽研磨」が完了したら５回目の洗車をするため再びボディ全体にスーパームースを噴射して手洗い洗車専用モップでボディ全体をタッチアップ。ポリッシング作業後に出る磨き粉などをしっかり洗い落としていきます。
続いて３回目となる「爆ツヤ」をボディ全体に塗布していきます。
「爆ツヤ」の塗布はコーティング剤塗布前の脱脂工程で重要な作業工程になるのでしっかりと行います。
「爆ツヤ」の塗布が済んだら再びボディ全体にムース泡を噴射し、手洗い洗車専用モップを使って6回目の洗車をした後、仕上げに「純水」を使用してムース泡と「爆ツヤ」を隙間なく洗い流していきます。
「純水」とは、水道水の中に溶け込んでいるナトリウムやマグネシウムなどをほぼ完全に除去したピュアな水のこと。
水道水がボディ上で乾くと、水玉のカタチにミネラルが残り水シミを発生させますが、「純水」では水シミの原因となるミネラルを除去しているので、洗車後こうしたシミの原因を残さないのが大きなメリットです。
ええっ！！
コーティング施工前に6回も洗車するの？？
と思われるかも知れませんが、すべてはボディガラスコーティングの仕上がりを良くするため、作業工程毎に洗車や爆ツヤの塗布を繰り返し行い、ボディの状況によっては研磨するなど徹底した下地処理を行っているのです。
洗車後にはプラセーヌで水減らしと水滴の拭き上げをします。
ボディはもちろん、窓ガラス、ステップ、ボンネット裏、トランク裏の水も拭き上げます。
タオルで拭けない隙間の水はエアーガンで吹き飛ばしていきます。
これでボディガラスコーティング施工前の下地処理が完了しました！
この状態でも十分キレイですが、さらに『ECOプラスダイヤモンドキーパー』施工をすることで、塗装面のツヤを損ねている微細傷や凸凹を埋めて被膜表面を平らにして“異次元のツヤ”を作り出し、汚れの密着を防ぐ独特な防汚能力と強い撥水力で強く塗装面を守ります。
高密度ガラス被膜とECOプラスレジン被膜の２層構造コーティングの施工内容については次回のブログでご紹介します。
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